記事は自動でアップしてます。

久々に当日のニュースをすぐに解説します。

一応絵も入れましたが、文章の見直しはしてないので誤字脱字は予想して読んで下さい。


ニュース1

日銀:金融政策維持、8対1-消費者物価上昇率当面
Bloomberg 2015/3/17 12:16
 
(ブルームバーグ):日本銀行は17日の金融政策決定会合で、政策方針の現状維持を8対1の賛成多数で決めた。生鮮食品を除く消費者物価(コアCPI)の前年比(増税の影響を除くベース)については「エネルギー価格下落の影響から当面ゼロ%程度で推移する」との見通しに下方修正した。
木内登英審議委員が前回会合に続き反対票を投じた。日銀は当面、原油価格下落が経済・物価に与える影響や賃金交渉の行方を見極める方針だ。

日銀はマネタリーベースが年約80兆円に相当するペースで増えるよう金融市場調節を行う方針を据え置いた。長期国債は年約80兆円、指数連動型上場投資信託(ETF)と不動産投資信託(J-REIT)はそれぞれ年約3兆円、年約900億円に相当するペースで保有残高が増加するよう買い入れる方針も維持した。


ニュース2

東証反発、終値1万9437円 賃上げで景気回復期待
03/17 15:31、03/17 16:27 更新
北海道新聞

17日の東京株式市場は、賃上げで国内の景気が回復するとの思惑で買いが膨らみ、日経平均株価(225種)は反発した。終値は前日比190円94銭高の1万9437円ちょうどで、約14年11カ月ぶりの高値水準となった。

 取引時間中には上げ幅が最大で200円を超えた。東証株価指数(TOPIX)は12・29ポイント高の1570・50。出来高は約19億4200万株。

 ことしの春闘で、大企業が相次いでベースアップ(ベア)を実施する見込みが伝わり、賃金上昇が国内の景気をけん引するとの見方が出た。トヨタ自動車が上場来の最高値を更新するなど、主力株を中心に幅広い銘柄が買われた。



この2つのニュースは関連しており、ニュース1 の影響で、ニュース2へと波及しています。



ついに、日経平均 1万9千円台に突入です。1万9千円台は、実に15年ぶりです。
 
今年始めに、1万7千167円(2015年1月8日)ですので、今年だけで¥2000上がってますね。
当然反発も発生しますが、今後上がったり下がってして、足踏みもしますが、徐々に上がって行くのかと。


以前の予想

1月に予想した内容を再度貼っておきます。 




また、去年 11/08の記事 投資と韓デリ ~ライジング~

にて、ずばり 「 ETF 」を買え!!(理由も上記に記載)

と記載しましたが、記載通りにもし買った人がいたら大きく儲けてますね。!!

もち、私は買ってますよ~♪
儲けても、
自由には使えませんが。。 _| ̄|○ 



大胆予想 ③で予想した、新たな 日銀審議委員 が命運を握ると記載しましたが、

3月にて任期満了する金融緩和反対派の宮尾の後任として、リフレ派(緩やかなインフレ=金融緩和賛成)の早稲田大学教授の原田泰氏に決まりました。

非常に良かったですね。

あとは、6月に任期満了する金融緩和反対派する森本氏の代わりが、金融緩和賛成の人事になれば日銀のインフレ目標に向けた量的緩和は加速し、量的緩和第3弾が発動する可能性 が高まります。

ニュース解説
ニュース2の解説をします。


トヨタの営業利益は2兆7000億円で6年ぶりに過去最高を更新して、春季の労使交渉でベースアップ(ベア)は過去最高の4000円です。

トヨタでは期間従業員(非正規)の方は上がる幅は大きく月6000円上がります。

実際バブルの頃に、非正規の方が正規よりも給料の上がる幅は大きかったんですが、景気が良くなる時に起こる現象です。

中小企業についても、6割以上は賃上げするとのアンケートが出てるそうです。トヨタは下請け企業について値段を叩く事はしないと宣言してます。

トヨタ過去最高利益
トヨタ株主還元

先週金曜(3/14)には、日立、東芝などの電器大手6社もベアを3000円と上げており、こちらも過去最高です。

 
大嘘付きヤロウ
日銀が量的緩和しても、日銀の当座預金にお金が積み上がるだけで、何も起きないと豪語してた連中がいます。
大嘘付き野郎
@能無しの大嘘付き野郎

キッチリ!お金が出回ってるじゃね~かよ!!
 

しかも、本まで書いて恥をさらしてる能無しです。(財務省の手先の小幡さんのインチキ本です。)
20140630keio-2

円高・デフレは民主党で十分やってたじゃねえかよ!! 
株価8100円まで日本を壊滅的にしておいた国賊政党だぞ。


こいつらが投資などやったら、100%勝てません。

全部真逆の予想してるんですから当然ですね。

少なくとも投資やって勝てないような連中はメディアに出て予想すべきじゃ有りません。
 
景気回復のフロー
何度も説明してきた事ですが、日銀の量的緩和から、給料が上がるまではタイムラグがあるのですが、どんなに早くても半年、通常は1年以上は効果が出るのにかかります。

今回の株高、ベースアップは、去年の量的緩和第二段と、消費増税を延期した事に起因します。


量的緩和から、世の中にお金が出回り景気が良くなる仕組みの詳細は、以前もご紹介した 現在日銀の副総裁を務める岩田規久男さんの名著:日本銀行 デフレの番人が分かり易いです。
岩田規久男


簡単に説明すると、

① 量的緩和(日銀がお金を刷る)は、まず日銀が銀行が持ってる国債を買取ります。
 
② その国債を買い取った分、お金は銀行の預金に入ります。(=日銀の当座預金の残高が増える。)
 
③ この状態では、銀行の預金にお金が入ってるだけで、まだお金は世の中には出回ってない。

④ これを継続して行くと、市場にインフレ予想が生まれます。
 
⑤ そうすると、プロの投資家達はインフレ予想により、円預金を外貨預金に変える事で円安になります。
 
⑥ 円安により、輸出が伸びます。
 
⑦ インフレ予想が出てくると眠っていた定期預金や、キャッシュが動き出します。そして株に資金が集中します。 (∵預金してても、インフレだと価値がドンドン下がって行くので)
 
⑧ 眠っていたお金が取引などで使われ出し、一般企業も設備投資などを積極的に動きます。
 
⑨ 企業は株を持っているので、資産価値が上がり倒産に強くなるので、リスクを取ってさらに設備投資します。
 
⑩ ⑥から輸出が伸びますんで、輸出産業を中心に所得が増えてきます。

⑪ 波及の範囲が広がり全体的に景気が上昇する


なので、景気の上昇局面では必ず、株式市場が先行するのです。

このスパイラルで景気は上がってくるのです。


株と世の中の景気は無関係みたいな事を言う無知な コメンテーターがいるのですが、過去一度だって景気が良くなった時に株価が先行して上がって無い事なんてないんだよ!!


一方でデフレ予想はこの真逆で、金余りになり、お金を使わなくなり、定期預金などでお金が眠りっぱなしになります。

一番重要なのは、インフレ予想こそが大事なんです。
要は、日銀がインフレ目標を定めて公表し、コミットメント(目標を達成する)事が重要なんです。
 

今後の問題
今後で、一番の問題は2017年4月に消費税を延期するかどうかですね。

来年の参議院選挙がポイントになりますが、ここで増税の方針が決まると、どうなるか分かりません。

なので、あと1年は最低大丈夫でしょう。

デフレ状態であった、2013年10月に消費増税を閣議決定した時から、日本の経済は明らかにおかしくなりました。

リフレ派(緩やかなインフレ)が言うところの、経済の期待が狂い始めたんです。

期待と言うのは、経済にとって、いかに重要かが分かります。

2014年4月の消費増税の影響で、いかに景気が落ち込んだかは増税賛成だった甘利経財相ですら、消費税延期の際に「消費増税の影響と言うのを今回の件で学んだ」と言ってる訳です。

経済政策と言うのは、すべてが「 タイミング 」です。

状況によって、正しいか、正しく無いか は決まります。

景気が良くなり過ぎて加熱気味で、インフレ率が4%を大きく越えるような状況ならば、消費増税するのは正しい政策なんです。



アメリカの利上げ
あと、アメリカは今後「 利上げ 」に入りますが、相変わらず、朝日、毎日、などの、一切のマクロ経済政策が分からない反日メディアが、これを引き合いにして、「日本とヨーロッパは金融緩和してるが、アメリカは利上げしてる。」とか言ってます

リーマンショック以来、アメリカがどんだけ金融緩和したと思ってるんだよ!!!

アメリカは十分に景気が良くなって、望ましいインフレ率も達成してから、利上げに入るんだよ!!

ヨーロッパなんか、デフレにも入ってないのに金融緩和を開始するんだよ!!

一度デフレに入ると抜け出すのがどれだけ大変かを分かってるから、日本の悪い例を見てやるんだろうが!!

今の日銀の金融緩和は、いかにワールドスタンダードな 政策かをいい加減に理解しろよ!!



但し、アメリカの利上げ(金融引き締め)は、世界的には影響があり、これが株価に影響する可能性はあります。

アメリカが 「 利上げ 」 すると、アメリカに資金が還流してきます。(「リパトリエーション」と言います。)

これが起こると、ドルが引きあげられるので、新興国(韓国など)は、資金不足に陥ります。

そうすると新興国は、設備投資が出来なくなるので、景気が悪くなります。


日本のように資金が豊富で、海外に散々貸しまくってる国は影響があまり有りません。

また、日本は金融緩和を継続した上に、アメリカが利上げをするので、円安は加速します。



どんどんニュースの話とずれてるし、言いたい事は山ほどありますが、この辺で終わりにします。






つぶやき:

ちょっと 「消費増税」 のワードを出しましたが、そういえれば、「消費税」の解説って、まだしてなかったですよね。

会社の仲間に聞いたら、皆、理解してませんでした。

消費税を自分が払ってると勘違いしてるんですね。

「消費税」という言葉が誤ったネーミングで、「消費者が払う税金だから消費税と呼ぶ」と思ってしまうようですね。

「消費税」を払うのは消費者では無くお店(事業者)です。


事業者は消費税を価格に乗せるかどうかは自由です。

デフレで価格競争が激しければ、消費税は価格転嫁出来ません。
 

また、消費税は、払う義務が無い事業者がいる事や、

色々な税がある中で、消費税が一番滞納が多く倒産の原因になる税金である事も、会社の仲間は理解してませんでした。
 
滞納額全体の半分以上が消費税です。

消費税が上がると、かえって得する大手企業がある事なども知らないようでした。

だから一部の大手企業業者は消費増税には賛成する訳で、このカラクリが分からないと、なぜ賛成する企業があるか理解出来ないだろうしね。

皆さんの理解も同じですかね?

まぁ、興味がある人が多ければ記載します。