テレビをダラダラ付けて、たまに見てみると、能無しデタラメ コメンテータ連中が毎回誤った事を言ってます。
それを見た人がそれを信じる。
どうにもならないね。。
どれも深く話すと長くなるので、浅く超簡素化して話します。
ギリシャ問題
粉飾決算で赤字隠してユーロ加盟したけど、結局経済崩壊って問題です。
あと、バカコメンテーター連中は全てギリシャのせいみたいに言ってるけど、マクロ経済がちゃんと分かってる人なら、ドイツ・フランスの問題が50%以上と言えるはずです。
ユーロで一番得したのは
大体が、ユーロ(欧州連合(EU)の共通通貨)を作って一番得したのはドイツです。
ユーロが出来る前は、ドイツはマルク高で輸出が出来無くて、どうにもならない状態だったんです。
もしもユーロが出来なければ、超マルク高で、ベンツ、BMWも含めた全輸出産業が成り立たなくなり、今頃大失速してるはずなんです。
ユーロ圏は、ポルトガル(Portugal)、アイルランド(Ireland)、イタリア(Italy)、ギリシャ(Greece)、スペイン(Spain) (※)が、散々足を引っ張ってくれるから、ユーロが高くならずに済んでるから、ドイツの輸出は成り立ってるんです。
(※ PIIGS ピッグス って、豚(pig)に例えて言います。)
(※ PIIGS ピッグス って、豚(pig)に例えて言います。)
やるべき対応
対応策は日本に例えると、東京が儲かってるけど、儲かった分は地方にも財政的に分配する訳で、
ドイツも同様でユーロ加盟で儲かった分は、他のユーロ諸国に分配しないとダメなんですよ。
だから、ギリシャを支援するのは当たり前なんです。
もっとも地政学的にもギリシャは、ユーロ圏から見ても大事で、ギリシャにロシアと組まれたら溜まったもんじゃないんですね。
そこのところを、ギリシャのチプラス首相は見抜いて、ロシアのプーチンと会談したりしてユーロに揺さ振りかけてるんだから、したたかかですね。
ギリシャの復活策
ギリシャに取って一番都合が良いのは、
イギリスみたいにEU加盟はするけども、通貨統合はせずにポンドを使う
っていうのが良いんであって、
ユーロ離脱で独自通貨ドラクマに戻るけども、EUには残るって選択肢が一番良いんだけどね。
イギリスみたいにEU加盟はするけども、通貨統合はせずにポンドを使う
っていうのが良いんであって、
ユーロ離脱で独自通貨ドラクマに戻るけども、EUには残るって選択肢が一番良いんだけどね。
ギリシャは輸出産業はほぼ無いから、殆どが観光で食ってる訳で、
ドラクマに戻れば一気に通貨暴落して、海外の人達が安っすい安っすい値段でギリシャのホテルに泊まれて、遊べるんだから、観光で一気に盛り返す訳で、
過去何回も何回もギリシャは破たんしてるけども、通貨切り下げと、通貨暴落を利用して、「ギリシャ旅行は安いじゃん」って事で観光でお金が落ちてきて、この国は何度も復活してるんだから。
ドラクマに戻れば一気に通貨暴落して、海外の人達が安っすい安っすい値段でギリシャのホテルに泊まれて、遊べるんだから、観光で一気に盛り返す訳で、
過去何回も何回もギリシャは破たんしてるけども、通貨切り下げと、通貨暴落を利用して、「ギリシャ旅行は安いじゃん」って事で観光でお金が落ちてきて、この国は何度も復活してるんだから。
ただ、ドラクマに戻るにもギリシャは輪転印刷機を壊しっちゃったらしいけどね。
日本が受注して、ドラクマ通貨刷ってあげて、輸出するなんてのもやってあげたらどうですかね。(まあ無理だろうけど)
もっと簡素化しようと思ったんだが・・少し長くなっちゃった・・あと他にも山ほど言いたい事あるけど一気に凄く簡単に
中国経済問題
ギリシャ問題ばっかりメディアは取り上げてるけど、遥かに問題なのは中国経済です。
どんだけ中国の株価下落してるかと思ったら、中国共産党が株価操作しだしたからね。
中国って、政治は共産党独裁だけども、経済は資本主義だ的に言われてたけど、結局経済も共産主義だったて事だね。
(株価操作の方法を細かく説明すると凄~く長くなるので止めます。)
政府が株価操作して、資本主義ルールを一切無視だし。
だからアメリカが怒って、SDRが国際決済通貨なんかに入れちゃダメだっていう訳ですね。
まあ、投資家は今回の事で中国マーケットを一切信用しなくなったね。
年金問題
あと「月12万円の年金では生活できない」ちゅう理由で、70代の男性が焼身自殺で巻きぞえ喰らった人がいたりですかね。
月12万円って悪くないんだよ。だいたいが、この世代の人って、殆ど年金なんぞ払ってね~んだし。
1960年代の国民年金が始まった時の月額の負担額なんて、100円だぜ!
今、1万5千円からだろ。物価が違うとは言え、全然安いんだよ。
今の若い人達の方が、負担は遥かに大きくて、貰える額は12万は絶対無理です。
今だと、厚生年金の掛け金は上限が決まってて、月額標準報酬62万円を超えると同じ掛け金になるんだけど、5万4千円で会社負担分と合わせて10万8千円これが最大です。
当然これが貰える年金も最大になるんだけど、毎月約11万をず~っと払っても、今の60歳くらいで65歳での年金支給開始時点見込み額が20万くらいで、こ支給開始時点から下がっていきます。あとは人口と経済によります。
よく年金のモデルケースなんかがありますが、あれも誤解を敢えて生むようにしてて、あれは夫婦合算での額です。
年金制度も、国民が誤解してる事だらけだし、そこをメディアちゃんと説明もしないからね。
会社の後輩が誤解してたんですが、年金は「積立方式」だと思ってたようです。
年金は、賦課(ふか)方式で、年金受給者が年金貰う時の、その時の現役世代の保険料で賄うんだから。
だからホントはこの制度では積立金なんか要らないし、
少子化は問題ではあるけども、世代間での人口比が大きく変わる事の方が問題なんですよ。
だいたいが、民主党政権誕生時に、今の年金制度が持つ持たないの話の時に、御用学者に年金は持つって結論ださせておいて、年金は持つキャンペーンを敷いて、大幅な改革が出来なかった事は多いに反省して欲しいね。
長くなったのでこの辺で。
ちゃんちゃん。
(一気にタイピングしてるので、誤字脱字などは見逃してください)
コメント
コメント一覧 (8)
コメント有難う御座います。
凄く意訳すると、
「EU」という共同体は、過去何度も侵略を受けたロシアのような外敵に、武力的に集団的自衛権で対応する手段の1つで、(勿論、そんな事はロシアを刺激するので言わないですが)
「ユーロ」は、輸出入の関税障壁を無くした統合通貨と認識すると丁度良いです。
幾ら統合しても、政治的に統合出来てないから、うまくいかない点が多いんですね。
あと、著名な経済学者(ポールクルーグマン等)はユーロが上手く言ってないのは、ドイツ、メルケル首相のマクロの金融政策(金融緩和反対の緊縮策)が誤ってるからという意見が多いです。(私も同様の考え)
ドイツメルケルは、日本の財務省、黒田総裁以前の日銀みたいな考えです。それでもECB(欧州中央銀行)はデフレに入って無い段階でもドイツの考えに反対して金融緩和に踏み切ったんです。
20年もデフレでボロボロになった日本経済の金融政策がいかに誤ってたかって事ですね。
EUって、いわゆる共済会的な集まりもかねてるのかと思っていましたがちがうんですね(笑)
このてのはなし、楽しみに待ってます(笑)
コメント有難う御座います。
>欧米諸国の中国投資への考え方が迷いから確信に変わる
上海マーケットからは、不動産含めて完全にキャピタルフライト(資金が海外に逃げてる)してて、
これが、東京のタワーマンションの即完売に結びついてるんですから皮肉ですよね。
(そのあたりまで説明したら長くなりすぎると思ったので止めました)
年金問題は結局当時の為政者たちが、選挙最優先で、選挙に行く年寄優遇してきて、責任の先延ばしをひたすら続けてきて、これが若者に負担になってるんですよね。
若者も一致団結して選挙に皆行けばアッという間に政策なんて変わるんですけどね。。。
コメント有難う御座います。
>駆け出し社労士の戯れ言です。
ネット知識も結構持ってますね!
普通にコメント欄みても誰も気づかないですが、私の方からは分かりますよ(笑
ドイツは貸した以上に儲けてるんですよね~
中国はまあ元々マーケットからの信頼感はないですしねw
年金を保険って感覚で捉えられる人が少なすぎますね。
積立ではなく賦課なのは当然なんですが、そもそもが保険なんですよね。
だから社会保険って言うわけで。
なのに感覚的にも積立(老後のための貯金のような)という人が多すぎるんですよね。
駆け出し社労士の戯れ言です。
コメント有り難うございます。
テレビだと局の都合もあって、何でも言う事が出来ないんでしょうね。